些細だけど大事なこと

 私の息子の状態について、何がどうして悩みなのか、イラストを用いて解説していきたい。
似たような悩みを持つ仲間にとり、少しでも参考になればいいと思っている。

息子図解

 上の画像は、術前の私の息子である。もちろん勃起時のだ。
私の場合はおそらく症状の重くない仮性包茎だ。勃起することで自然と亀頭は露出する。ただ、息子の長さに対して包皮が余っているため、しわになり、多少ダブついている。

 この状態の息子は、日本全国に多いのではないだろうか。
ムフフな映像作品でも、このような息子をよく拝むことができる。そして私自身、その時その時のパートナーに何か不満を言われたりとか、息子に対して違和感を持ったというようなことを言われたことがないため、相手が嫌がっておらず機能性さえ不満を感じていないのなら、特に治療の必要性はないだろう。(言えなかっただけ、という可能性もあるが・・・)

 ただ調査の母数を増やし、ネットでの意見をさらってみると、これを気にする女性も数多くいることも事実のようだった。具体的には、
「汚い」「臭い」「感染症が怖い」「皮がダブついている分、行為の際柔らかく感じる」
こういった意見が散見された。

当事者の感覚について

 先述のように、仮性包茎は大体数の人にとっては、相手の意見も聞きつつ処遇を決めればいいと思う。
 しかし、私の場合は明確に”不感”を引き起こしていた。

 上の画像は、皮を下に剥いた時の図である。
世間一般的な息子は、赤点線で囲った色素が薄い部分が”内板”と呼ばれる部位であり、これが性感帯である。
 私も、この内板にはとてもお世話になっている。特に私は、このように剥いた状態で内板からカリにかけてを擦る自慰に心血を注いできたから、ここに刺激が入らないと気持ちよくないのである。

 では、今度はこの状態の息子にゴムを装着し、女性器に出し入れするとどうなるか・・・。

 こうなる。
腰を引く動作で皮が先端方向に引っ張られ、内板からカリの部分まで覆いかぶさってしまうのだ
そのまま腰を前後しているうちに皮は一枚目の画像のセットポジションの位置周辺でうろうろし始め、最終的にカリの段差の下にところに収まる。ゴムの圧力が息子表面の凹凸を均すように働くからだ。

 こうなってしまうとカリ下に追いやられた皮が邪魔で刺激が内板周辺の性感帯に届かない。そして私は毎回ここで長期戦、ひいては不発を覚悟し、苦しい戦いが始まるのだ。

 なんとか発射まで漕ぎつけたなら御の字、全身汗だくになっているのがデフォである。
私はこの事態の解決手段を、包茎手術に求めた。

術式に惑う

 施術することを決めたはいいが、病院も施術法も様々ある。
私は術式を選定するうえで特に”内板を残す”ことを念頭に置いていた。内板を除去してしまうと、感度を著しく損なうと考えたからだ。


 実際に、「亀頭直下法」と呼ばれる術式を行ったというネットの書き込みの中には、”感度が下がった”と不満を漏らす声が多数見受けられた。

 図を見てもらうとわかるが、亀頭の真下「直下」で皮を切除し、縫合することからこう呼ばれているようだ。ただ、亀頭の真下には何があっただろうか・・・。そう、性感帯の内板である。
 ”感度が下がった”という評価は、内板を切除していることに起因しているように思えた。
ただ、様々な医院のホームページを見ていくと、亀頭直下法を採用している医院の施術の参考価格が、ほかの術式を採用しているところよりも安い傾向にあるということが分かった。

 ただこの亀頭直下法は少なくとも私の目的にはそぐわないと考え、別の方法を探したが、各医院の術式を調べるのにはかなり骨を折ることになった。

 これは私が様々なクリニックを調べ、箇条書きに端的に術式や口コミの評価、価格など気になったところをまとめたメモである。(クリニック名はコンプラ的にぼかした)
粗末なまとめ方だが、問題のありそうなクリニックを弾くという意味でとても役に立った。 

 そして見ての通り、多くのクリニックが亀頭直下を選択しているのだった。それほどこの亀頭直下法がポピュラーな術式だったのだ。

これに決めた!

 対して、私が興味を持ったのは「環状切開」と呼ばれる術式だった。

正確には、環状に皮を切除する術式を環状切開と呼ぶらしく、亀頭直下も環状切開の中に含まれるようなのだが、多くの医院でこの2つの術式はそれぞれのイラストのように呼び分けがされているみたいだ。

 見ての通り、切除部分が亀頭の真下から少し離れて取られていることから、その分内板を残すことができるのだ。この術式ならば感度の低下を防ぐことができるのではないか、そう思った。

百聞は一見に如かず、診察へ

 こうしてチコチコと情報収集を続け、大まかに方向性を決めることができた。しかし、ホームページをいくら見たところで、口コミをいくら読んだところで、完全に信用できるわけではないし、まだまだ分からないことも多くあった。

 そう思った私は、目ぼしいと思ったいくつかの医院に直接診察を受けに、重い腰を上げることにした。


 

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