一通りネットでの情報収集は終わった。
検索エンジンに「包茎手術」とひとたび入力すればおびただしい量の広告サイトやクリニックのホームページが出てくるので、一つ一つ精査いていくのはかなり骨の折れる作業だった。
それでも明らかに胡散臭いと感じたり、費用が相場とかけ離れていたり、術式、口コミで絞り込みをかけていけば、手元に残った候補はほんのわずかな数になってた。
泌尿器科と美容クリニック
包茎手術を受けるとなると、この2つから探すことになるだろう。
泌尿器科は包茎手術以外にも、泌尿器周りを診てくれることが多い。一方美容クリニックは包茎手術やシリコンボール、亀頭増大、パイプカットなど、男性機能の増長を専門としているのが特徴。
施術費用の傾向
感覚としては、泌尿器科は5万円～20万円ほど。
最も多く感じたのは10万円前後だ。5万円台はとある有名な東京の泌尿器科が提示していたのみ。
高値で20万円前後、といった感覚である。
術式は基本的に単一でオプションなどももちろんないので、ホームページで確認できる金額を基本的に信用して良さそう。
次に美容クリニックは2万円～80万円ほどな感覚。
こちらはクリニックによって価格が多岐にわたる。
施術方法のラインナップがいくつか用意されているところもあり、価格がまちまち。
さらにオプションを付けたりすることもでき、それによってかなり金額が上乗せされていく。
ネットで真っ先に出てくるような、広告戦力にも長けた大手や有名どころでは10万円以下のところも多く見受けられる。
術式の傾向
泌尿器科で最も多く見受けられたのは環状切開だ。この術式が包茎治療において最もオーソドックスな術式のようだ。
一方美容クリニックでは亀頭直下が多い。美容を謳うだけあり、仕上がりの傷跡が目立ちにくさに重点を置いているため、亀頭直下を採用しているところが多いようだ。とはいえ男性機能特化の医院であるため、術式のラインナップはクリニックにより様々なラインナップも用意されていることが多い。
次回、いざ診察へ
以上の傾向を踏まえて、私のこだわりの3点
・環状切開
・予算15万円程度
・低評価のコメントが少ない
に当てはまると思われる医院は、美容クリニック1件、泌尿器科2件に絞られた。
いよいよ重い腰を上げ、それぞれの診察に向かう決意をした私は予約フォームを開いた。
まさか病院嫌いの自分がこんなに期待に胸を膨らませて病院に行こうとするなるなんて想像もしなかった。
まだ見ぬ理想の自分、理想の性生活を抱き、その日を待つのだった。
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